有給休暇を付与したらお店が回らない! 2007/5/8

【質問】就業規則を作成し、パート社員やアルバイト社員が有給休暇を請求したらお店が回らなくなってしまいます。有給休暇を付与しなければならないのでしょうか。
店のローテーション上、留意する点・工夫する点等がありましたら、アドバイスいただければ幸いです。

 

【回答】就業規則を作成するのに、有給休暇は付与したくないという経営に問題があります。労働基準法106条には就業規則を従業員に明示する義務が定められています。
 事業環境が悪いなど言い分はあるのでしょうが、それを労働者の権利を奪うことで事業を成り立たせようとするのはいかがなものかと思います。
○有給休暇の付与方法
・有給休暇には時期変更権がありますので、忙しい時期に請求があっても、その時期が人員の都合がつかないほど忙しい場合には、別の閑散日に変更することができます。有給休暇を付与する際には、この旨をパートの方に理解してもらう必要があります。
・月初めに有給休暇の希望を取り、閑散時期に付与させるようにする。
・子供さんを抱えるパートの方は、年間予定表を作成し、計画的な消化に努め、それに合わせた対応策を考える。
○ローテーション
・一日・曜日・月の繁忙と閑散の組み合わせで人数の配分を考えれば、有給休暇消化分程度は賄える可能性があります。個々人の労働契約内容を見直す必要があります。
○その他
・時効で使えなくなった有給休暇を買い取ることもできます。ただし、有給休暇を取らせない目的で行なうと労働基準法違反になります。
・一日の契約労働時間を短くし、その日の状況により残業してもらうことで労働力の調整をする。無駄な固定労働時間が削減できます。