労働時間の端数処理について 2008/10/16

【質問】日々1分単位で計算して、1ヶ月の総労働時間を5分や15分単位に丸めること(以下の例の理解)では特に問題はないでしょうか。

よい例) 1ヶ月の総労働時間 160時間52分 ⇒ 161時間00分
悪い例) 1ヶ月の総労働時間 160時間52分 ⇒ 160時間30分

 

【回答】上記は、下記の1.@に該当します。総労働時間ではなく、時間外労働時間などの個別での時間数で端数処理は可能です。
行政通達(昭和63.3.14基発150号)では、以下の取り扱いは労働基準法第24条および第37条違反としては取り扱わないこととされています。

1.割増賃金計算のおける端数処理
@1ヶ月における時間外労働、休日労働および深夜業の各々の時間数の合計に1時間未満の端数がある場合に、30分未満の端数を切り捨て、それ以上を1時間に切り上げること。

A1時間当たりの賃金額および割増賃金額に円未満の端数が生じた場合、50銭未満の端数を切り捨て、それ以上を1円に切り上げること。

B1ヶ月における時間外労働、休日労働、深夜業の各々の割増賃金の総額に1円未満の端数が生じた場合、Aと同様に処理すること。

2.1ヶ月の賃金支払額における端数処理
@1ヶ月の賃金支払額(賃金の一部を控除して支払う場合には控除した額。以下同 じ。)に100円未満の端数が生じた場合、50円未満の端数を切り捨て、それ以上を100円に切り上げること。

A1ヶ月の賃金支払額に生じた1,000未満の端数を、翌月の賃金支払日に繰り越して支払うこと。