社員に守秘義務を守らせる為にはどうすればいいでしょうか? 2011/04/18

【質問】

正社員を雇用する予定です。

弊社では仕事の関係上、お客様から提供いただくデータや書類、またデータベースなどを取り扱うため、従業員の入社にあたって

秘密保持契約を結んでいますが、さらに取り扱いを徹底させたいと考えています。

社員にデータ持ち出しや秘密保持のルールを厳守させ、もし反することがあれば罰則があるということを認識、かつ実行してもらうため

の規定には、どのようなものがありますか。

 

【回答】

秘密保持契約や就業規則に懲戒や損害賠償を規定することによって、従業員が秘密を漏えいしないようにする牽制機能を持たせる

ことができます。

秘密保持契約および就業規則に下記の事項が含まれていなければ、盛り込むようにしていただくと良いと思います。

 

(守秘義務および機密等の漏洩禁止) 

従業員は職務上知り得た会社の業務上の秘密、会社が保有している技術上または営業上の機密事項および個人情報を、在職中は

もちろん退職後も他に漏らしてはならない。また、会社の業務以外に使用してはならない。
 

(論旨退職・懲戒解雇)

従業員が次の各号の一に該当するときは、懲戒解雇に処する。ただし、情状により諭旨退職にとどめることがある。

(1) ・・・

(・・) 会社の経営上または業務上の重大な秘密を社外に洩らしたとき。

(損害賠償)

故意または重大な過失によって会社に損害を与えたときは、懲戒に関係なく、その損害の全部または一部を賠償させることがある。

 

会社として適切に情報を管理されているのであれば、不正競争防止法により刑事罰を求めることもできます。

牽制機能としてですが、秘密保持契約書または就業規則に「会社の営業上のデータや情報を漏えいした場合には、不正競争防止法

に基づき、会社は裁判所に訴えることにより営業秘密侵略罪の刑事罰が下されることがあります。」と記載を加えることも可能です。

(実効性はありませんが、牽制機能はありますので。)