フレックスタイム制での出張の取り扱いについて 2011/12/12

【質問】

フレックスタイム制度において、コアタイム時間帯外(=フレキシブルタイム時間帯)に訪問時刻を定めた出張命令はできますか?

可能な場合、清算期間内の総労働時間にカウントするということで良いのでしょうか?

        ※コアタイム : 原則として勤務しなければならない時間帯 (例:午前10時から午後3時まで など)

 

【回答】

フレキシブルタイム時間帯を訪問時刻とする出張命令を出すことができます。

フレックスタイム制度内の労働時間ですので、清算期間内の総労働時間にカウントすることができます。


注意点としては、以下の3点が挙げられます。

○ その出張が、業務上必要性なものであること(当然と言えば当然ですが)

○ 訪問時刻が、その出張に不可欠であること(コアタイムでは訪問時刻を設定できない合理的な理由があること)

○ 就業規則またはフレックスタイム制労使協定書に、「事業場外労働に従事して労働時間を算定し難いときは、所定労働時間を労働
  したものとみなす」の記載があること (事業場外労働として、所定内労働時間を労働したとカウントします)

*弊社HPの労使協定・社外届出書式サンプルページの“フレックスタイム協定書”を参照ください。


その理由として、

○ 雇用契約上「誠実に勤務する」ことが求められていること

○ 私的な都合に合わせるために、フレックスタイム制があるわけではないこと

○ 出張などでの事業場外労働のみなし規定の適用はできること                  があります。


フレキシブルタイムは、「自分の裁量により働く時間を決められる」という時間であり、業務上必要な仕事を忌避してよい時間では

ありません。業務上必要であれば、労働契約上、仕事をする義務が生じます。フレキシブルタイムでの会議・打合せも同様です。


なお、事業場外労働の所定労働時間みなしの扱いは、一般的な時間管理をおこなう労働者と同じ扱いです。