海外勤務者の健康保険について 2012/02/27

【質問】

社会保障協定が結ばれている国へ、家族帯同で、3年間の海外勤務をする予定の従業員がいます。

年金については、社会保障協定により日本の厚生年金を継続する(二重加入防止ができる)と理解していますが、

健康保険については、海外赴任後は日本で健康保険を使うことがなく現地の民間保険に加入するため、

日本の健康保険を継続しない形にしたいと考えています。 

このような取扱いは可能ですか。


 

【回答】

健康保険は厚生年金保険とのセット加入が原則ですので、健康保険だけ継続しない形にすることはできません。

社会保障協定締結国での5年以内の海外勤務の場合には、勤務先国の健康保険や年金に加入しない代わりに、

日本で加入(継続)することになるわけです。

 

海外赴任中の医療費についてですが、現地の医療機関で診療を受け医療費を支払った場合は、一旦全額を負担した後、

日本の健康保険に請求することによって 海外療養費 として還付金を受けることが可能です。

 

海外療養費は支払った全額ではなく、自己負担相当額を除いた額となります。

また、支給対象となるのは、日本国内で診療を受けた場合に健康保険の適用が受けられる治療等となります。